自分の子を信じることは大切です。しかし、信じすぎないようにしましょう。

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 子どもを信じることは大切です。しかし、子どもは表現力が未熟なので、言いたいことや言うべきことを十分に伝えられるとは限らないのです。また、自分の都合の良いことをつい言ってしまうこともあるのです。今までの育てられ方や家庭での親子関係によって、言いたいことも半分くらいしか言えない場合もあるのです。
 ですから、学校のことや友達などのことで、不平や不満を親に伝えてきたときに、親はまずはそれを受け止めてあげることは必要ですが、信じすぎてしまってそれに振り回されてしまってはいけないのです。しっかりと事実関係を調べることが大切です。学校に対して、また子どもの友達の親に対して、すぐにそのまま不平や不満の言葉をぶつけてしまうと、解決するものも解決しなくなります。
 子を持つ親は、常に自分の子どもや周りを囲む人間関係について、冷静に見つめ、正しい判断ができるようになっていなくてはいけません。親こそ、もっと成長し大人にならねばならないのです。それが、自分の子どもに対する真の愛情だと思います。