「そうじ」       

そうじ

 昨年度受け持った子どもたちの掃除の仕方は、こちらがびっくりするぐらいであった。それこそ、一人一人が汗をかくほど夢中になって掃除をしていた。どの掃除場所の子どもも、すみからすみまできれいにしようとしていた。そして、自分の掃除分担はもちろんのこと、それ以外のところまで進んで手伝うことができた。そんな子どもたちだから、掃除中に話などをするなと言わなくても、自然に無駄話などをしないで一生懸命取り組んでいた。当時の校長先生が朝礼の時など全校の前で、よく誉めてくれるほどであった。
 こんな子どもたちなので、掃除以外のことでもなんでも、嫌がらずに、いや、喜んで意欲的に取り組むことができていた。だから、いろいろなことですばらしい成果を上げ、驚くほどの成長ぶりを見せてくれた。この子どもたちは、いつも輝いていた。美しかった。それだけに、かわいく思えた。
 掃除を一生懸命できる子は、何でもできるようになることを再認識できた。(2001. 1.13)


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