宿題などを忘れたときに対する罰則    もどる

 宿題を忘れたとき、学習用具などを忘れたとき、廊下の雑巾がけや校庭のランニングをさせる教師がいないだろうか?
 これはしてはいけない。宿題忘れと雑巾がけやランニングを結びつけてはいけない。宿題を忘れたら、あくまでもそれをさせるようにすることが大切だ。ものを忘れたときには、何度でもそれを持ってくることの大切さや忘れないようにするにはどうしたらよいか考えることなどを指導するべきである。どんなに時間がかかろうがつまらぬ罰則を与えるような安易な方法を選んではいけない。関係のない罰則を与えて、宿題忘れなどがなくなっても、それでは、子どもは本当の意味で宿題忘れをしなくなったのではないのである。それよりもむしろ違う弊害も出てきてしまう。罰則として雑巾がけや校庭のランニングなどをさせてしまうと、雑巾がけやランニングを苦痛を与えるもの、嫌なものと体全体で感じ取ってしまうのである。雑巾がけは廊下をきれいにできる素晴らしい行為なのである。ランニングは体を鍛えたりさわやかな気持ちにさせたりするものなのである。決して、罰として与えるものなのではないのである。
 教師として、安易な手段を選ばないようにしなくてはならない!