“きちんとしたあいさつのできる子”  もどる

 挨拶の「挨」の字にも「拶」の字にも、相手に迫るという意味があるそうである。つまり挨拶は、自分の心を開いて、「自分はこういうものです。あなたのことを信頼して、一緒に頑張っていきます。」という気持ちをもって、するものではないだろうか。一昔前の子ども達は、しろと言われなくても自分から心を込めて挨拶ができたものである。しかし、何が原因なのか、ろくろく挨拶ができない子が増えてきているような気がする。さすがに担任の先生に対してはする子が多いが、そうでないと、しっかりとできる子の方が少ない。藤岡第一小の全体の傾向を見てみると、自分から挨拶のできる子は1割いるかいないかであろう。ほとんどの子は、相手から(しかも先生から)されて答える子である。挨拶をされても返事の挨拶ができない子が相当数いることも否めない。お家の方々は、旗振りの時などに、同様のことを感じてはいないだろうか。こんな子を育ててはいけないのである。いつも、心を開いて、やる気のある表情をして、さわやかな気持ちで生活できる子にしなくては・・・・。
 折に触れ、子ども達にはその事を伝えているが、今の子を昔の子のようにするのは、至難の業である。挨拶のない暗黒の社会にしないよう、一人一人がきちんとしたあいさつのできる人になっていこう!