はじめと終わりのあいさつは、足をそろえて手は膝に

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 授業のはじめと終わりの時には、やはりきちんとしたいものである。その時、どのクラスでもあいさつをすると思う。しかし、案外なおざりにされているのが、その際の姿勢である。同じ礼をするのも、いい加減ではいけない。きちんと足をそろえ手をももから膝の辺におくようにさせることが大切である。これはできるようになるまでは、口が酸っぱくなるまで言うべきである。こういうことに今の教師は無頓着になってできない人が多い。だから、子供が引き締まらないのである。
 昔の教師はこういうことがきちんとできていた人が多かったのだと思う。また、子ども達も家庭できちんとしつけられていたので、そんなに強く言わなくてもできていたのだと思う。
 しかし、今の子はその辺が欠けている。だからこそ、今そういったことを改めて大切なこととして子ども達に伝えていくことが必要であると思う。
  そして、さらに授業のはじめと終わりのあいさつで大切なのは、あいさつをする前と、し終わったときに、きちんと教師の目を見られるようにすることである。堅いようだが、こういう積み重ねで、子ども達の心持ちが少しずつよい方向に変わっていくものなのである。