平成12年 8月22日              15時00分 〜 16時30分
           講義・演習「ホームページの制作」
                 講師:茨城県つくば市立並木小学校教諭
                                   毛利  靖
(研修内容)
○ホームページの基本的な意味とファイル名の付け方など最低限のことについての講義があっただけで、あとは、実際に制作に入った。
 ・作成されたホームページは、プロバイダの中のほんの片隅のフォルダを間借りして、外部に発信されるようになっている。
 ・「一太郎」でも「word」でも、HTML形式で保存することで、ホームページは作れる。
 ・ホームページ作成用のアプリケーション(例えば「ホームページビルダー」)がある。
 ・作成したそれぞれのページのファイル名は、半角のローマ字の小文字にする。
 ・最初のページのファイル名は、「index.htm」とする。
 *大切なのは、何の目的で作るのかという考えをしっかりと持つことである。後は、アイデア勝負。
○ホームページ作り
 研修員一人一人がそれぞれに、ホームページの作成を始めた。私は、ホームページの作成は初めてである。少なからず不安であったが、研修室のパソコンに「ホームページビルダー」というホームページ作成用のアプリケーションがインストールされてあったので、それを利用して作成を始めることとした。学校の紹介というテーマで、まずは、子ども、教師、そして保護者や地域の3者に対して発信するという大きな目的を持って作ることにした。
 子どもに発信するというのは、次のような理由からである。子どもは自分の学校でも、自分のクラスや学年でしていること以外のことは案外分かっていないものである。したがって、ホームページを閲覧することによって、自分の学校のよさや特色などを改めて知ることができ、自分の学校への所属意識を高め、いろいろな場面での活動意欲が高まることが予想される。そうすれば、全校児童の活動がより活性化される。このことについては、教師についても同様なことが言える。教師たちも改めて自分の学校を見つめ直すよい機会になり、教師集団の結びつきが強まったり児童への指導意欲がさらに高まったりするものと思われる。そして、保護者や地域へ発信するというのは、次のような理由からである。学校から発信される情報により、学校の教育活動や子ども達の活躍の様子、学校や教師の立場などに対する理解が深まる。そしてひいては、学校に対する信頼感や協力する態度が高まると考えられる。そうすれば、本当の意味での保護者や地域との連携が深まり、教育活動がスムーズに実施されるようになる。
(所感) 
 リンクさせるページの量が多くなると、作り上げるのには相当な時間がかかると思うが、基本的な作り方は、思ったより簡単であることが分かった。こんな便利なソフトがあることを知り、嬉しくなってしまった。なぜ、もっと早くこのソフトに出会ってホームページ作りをすることができなかったのかと少々残念な思いがした。でも、問題はこれからである。学校のホームページを作成していくにあたり、「何のために、何を発信していくのか」といった基本的な考え方をしっかりと持っていきたいと思った。そして、実際の学校現場にもどった時に、ホームページ作りにおける基本的な考え方を他の先生方や子ども達などに伝え、共通理解を図った上で、みんなで協力をして作って行ければいいなと思った。さらに、機会があったら他の学校の先生方にも、伝えていきたいと思った。
 
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