子どもは鏡      もどる

                            2001.12. 6(木)

 半年も一緒に教室で学んでくると、子どもは担任に似てくるものだ。話し方、しぐさ、ものの考え方など・・・。担任からすると、嬉しいやら恥ずかしいやらの複雑な気持ちになるものである。
 明るい先生の元では、明るい雰囲気のクラスになるし、冷静な先生の場合には落ち着いた雰囲気を感じさせるクラスになる。恐ろしいほどに影響されていく。小学校の場合は特にそうかもしれない。だからこそ、教師は、やりがいがあるが、それだけ責任が重い。
 いつも皮肉めいたことを言う先生のクラスの子は、やはりそんな子になってしまう。子どもがいろいろなことを真正面からとらえられず、斜めから受け止めるようになってしまう。仕事に対して後ろ向きの先生のクラスの子は、やはりそんな子に育ってしまう。
 私は、子ども達が子供らしく素直で、いつも夢に向かって前向きに生きていくような子に育ってほしいと願っている。そのためには、私自身ががそんな生き方をしていくことが大切であると常に思っている。そうは言ってもなかなか難しいことである。しかし、理想だけは常に高く持って、子ども達とともに生活をしていきたい。