2学期の評価がない通知表    もどる


 通知表にはいろいろな形式があるが、「学習の様子」「生活の様子」「出欠席の様子」などをお知らせするようになっているものが多いだろう。そして、それぞれの項目で、1,2,3学期ごとに(3学期制の場合)評価するのが普通であると思われる。
 ところが、ある学校では「生活の様子」の評価を1学期と3学期にしかしない。その理由は、「子どもはそんな急には変わらないから」ということらしい。
 「えっ?」 私には全く理解できなかった。子ども達は2学期も同じように学校生活を送っているのである。というよりもむしろ、2学期は一番長い学期であり、子ども達にとっていろいろな活躍の場がある。その活躍に対して、我々教師がきちんと評価をしてあげるべきだと思う。そのことが、子ども達の明日への生活意欲を高めるエネルギーになるのである。
 このような考えは正論だと思うのだが、それが正論とならない学校はどんな学校なのかと思う。全くおかしな学校である。