もどる
(平成17年度版)
〜藤岡第一小学校の指導案形式〜
|
*藤岡市教委から出されている形式例(平成15年度版)を参考にしながら、
藤岡第一小学校の形式を作成しました。適宜改訂していきたいと思います。
|
|
(推進委員会)
☆<各教科編>
○ ○ 科 学 習 指 導 案
平成○年○月○日(曜)第○校時
○年○組(場所) 指導者 ○○○○
|
(授業改善の視点) |
|
・研修主題等を受けて、特に本時において検証したい仮説を焦点化して書く。
・表現の仕方は、「〜において、〜することによって、〜になるであろう。」
(@場・内容 A手だて・方法 B本時で達成したい変容)
|
1 単元名(題材名) ○○○○○○(○○○○)
*( )内には、必要に応じて、領域、内容、分野等を示す。
2 単元設定の理由
(1)学習指導要領における位置
*本学習が学習指導要領のどの部分とかかわって構成されているのかをはっきりとさせ る。
(2)教材観
*学習する生活上で、教材の持つ価値について考察を加える。この教材を通して児童に 身に付けさせたい関心・意欲・態度、思考力・判断力・表現力などの能力、知識・理 解などを明らかにする。
(3) 児童の実態
*単元(題材)の学習にかかわる児童の実態を、4観点(「関心・意欲・態度」「思考 ・判断」「技能・表現(または技能)」及び「知識・理解」)ごとにとらえ記述する。 ただし、4つの観点の表現は教科間で若干異なる。また、国語科については、5観点
(「国語への関心・意欲・態度」「話す・聞く能力」「書く能力」「読む能力」「言語に ついての知識・理解・技能」)から記述し、生活科については、3観点(「生活への 関心・意欲・態度」「活動や体験についての思考・表現」「身近な環境や自分につい ての気づき」から記述する。(単元目標や評価規準で取り上げる指導事項の内容と対 応させること)
*記述できるような題材の場合には、校内研修で目指している児童像「目的や場面に応
じて適切に文章表現できる児童」という観点からの実態も添えて書く。
*児童一人一人に着目し、よさを認め伸ばす観点から、関心・意欲・態度、既習の学習 経験や既有の知識、考え方などの傾向をとらえる。
*アンケート結果の数字の羅列だけで終わることのないようにする。
(4)教材の系統
*既習事項や今後の学習について記述し、単元(題材)の系統を明らかにする。本単元 (題材)の学習内容と、当該学年での前後の学習内容との関連や他の学年での学習内 容との関連を記述する。さらに、関連の深い他教科等の学習経験や学習予定等を書く。
3 目 標
*児童一人一人の身に付ける資質・能力を明確にし、児童主体の学習活動になるよう工 夫するとともに、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現(または技能)」 及び「知識・理解」などの観点を踏まえて設定する。
*ただし、すべての観点で書く必要はなく、教科や内容によっては、重点目標を1つか 2つに焦点化して総括的な目標として表現してよい。
*文末表現については、児童の立場で書く。
「関心・意欲・態度」は、「〜しようとする。」
その他の観点については、「〜できる。」
4 評価規準
*指導目標に迫るための児童の学習の姿を4観点(国語科は5観点、生活科は3観点) で記述する。
*それぞれの観点ごとに、B規準「おおむね満足できる状況」とA規準「十分満足でき
る状況」を示す。
*文末表現については、児童の立場で書く。
「関心・意欲・態度」は、「〜しようとしている。」
その他の観点については、「〜できている。〜している。」
*年間指導計画に位置付いている場合は、よく吟味した上で、引用する。
5 指導方針(校内研修や人権教育・社会福祉教育にかかわる支援は◎とする。)
*評価規準のような児童の姿となるよう、目的と手立てを明確にして支援の方針を記述 する。
*児童が主体的に単元(題材)の指導目標に迫れるよう、教材の価値や児童の実態など を踏まえ、学習過程、学習形態(個別指導、グループ別指導等)、指導方法(繰り返 し指導、習熟に応じた指導等)、指導体制(少人数指導,TT等)などの方針や具体 的な支援のあり方などを箇条書きで記述する。また、評価の方法などについても添え る。
*児童が自ら考え、主体的に判断したり表現したりすることを重視した体験的な活動や 問題解決的な学習を積極的に入れるようにする。
*特に、体育等の実技を伴う教科においては、個人差に対応する多様な学習の場作りに 努めるようにする。
*授業の中で、児童のよさを認め評価し、そしてそれを次の指導に生かしていくような 授業づくりに心がけるようにする。その具体的な方策を記述する。
6 指導と評価の計画
*単元(題材)全体での指導内容を具体的に学習活動として、時間との関連の中で系統 的に位置付ける。併せて、評価計画(評価項目と方法)を簡潔に記述する。(評価項 目は、評価規準をさらに具体的にしたもの。1時間に1〜2個ぐらい。多くなり過ぎ ないようにする。)
*本時の位置付けがわかるように、(本時)を必ず書く。
時間
|
主な学習活動
|
学習活動への支援及び留意点
(校内研修や人権教育・社会福祉教育にかかわる配慮事項には
など) |
観点主な評価項目
(方法)
|
|
|
○「指導方針」と関連させて留意 点や支援を学習内容にに沿って 具体的に記述する。
・学習に対する興味、関心をそう 高めるか。
・学習のねらいを明確に把握でき るようにするにはそうするか。
・どのような方法で追究できるよ うにするか。
など
|
*各評価項目の前に、対応する観点名の略を
で囲んで示す。
*文末表現は
「〜しようとしている。」(興味・関心・態度の観点)や「〜できている。〜している。」(その他の観点)
*例:話・聞 「〜している。」 (展示物の内容・工夫の仕方、説明の組み立て・内容・工夫の仕方) *評価方法記述の例 (発言内容)
(学習カードへの記述内容)
(形成的テストの記述内容)
(追求活動の観察)など
*単元全体を見通し、 4観点を網羅してい るか確認する。 |
7 本時の学習
(1) ねらい
*4観点の視点に立って具体的に書くことを基本とするが、1単位時間の授業では、 4観点すべてのねらいを立てる必要はない。
*原則として一文で表記する。
*文末表現は、児童の立場から記す。(〜する。〜できる。)
(2) 準備
*教材・教具等で特に準備するものを教師と児童に分けて書く。
(3) 展開
学 習 活 動
(児童のつぶやき、動き など)
|
時間
|
学習活動への支援及び留意点
(校内研修関連、人権教育・社会福祉教育的配慮には など)
|
観点評価項目(方法)○おおむね ◎十分
◆努力を要する児童への手だて |
*学習活動を児童の立場から記述する。
(例)
〜がわかり、学習問題をとらえる。
〜について気付く。
*各段階の順序が分かるように数字で示す。
(例)
1 〜する。
*予想される児童の反応を大まかに分類し、( )内に書く。支援の欄に書いてもよい。
*「学習過程」欄を設けてもよい。
*学習過程は、一般的には「導入」「展開」「まとめ」等の3〜5の段階が考えられる。
|
|
*「児童の実態」や「指導方針」などと関連させて、留意点や支援を具体的に記述する。
例えば、
・学習に対する興味、関心をどう 高めるか。
・学習のねらいを明確に把握させ るにはどうするか。
・どの子どもにどのような支援を するのか。
・指導と評価の一体化に心がけ、 子どもの学ぶ意欲をどう高める か。
|
*児童を支援する立場から「指導計画」に示された評価項目と方法を児童の活動とのかかわりで示す。
*あまり多くならないようにする。多すぎると評価のための評価に陥り、子ども達への支援が十分にできない恐れがある。本時のねらいに向けた中核的な学習活動1〜2つに対応する評価項目を書く。(指導と評価の計画で記述した該当の評価項目をそのまま書くこともあるが、必要に応じてさらに具体的な<下位の>評価項目を書くこともある。)
*各評価項目の前に、対応する観点名の略を で囲んで示す。
*文末表現は
「〜しようとしている。」(興味・関心・態度の観点)や「〜できている。〜している。」(その他の観点)
*例:話・聞 「〜している。」(展示物の内容・工夫の仕方、説明の組み立て・内容・工夫の仕方)
*記述例
考
○平行四辺形を長方形の形に変えている。
◎平行四辺形を多様な(2つ以上の)方法で長方形に変えている。
(操作活動)
◆長方形の形や性質などを確認させた上で、平行四辺形のどこかを切って動かしてもよいことを再確認する。 |
8 参考資料
*実態調査結果、板書計画、座席表(支援表、会場図)、その他参考となる資料を付け る。
*座席表(最新版ができたら、それも授業当日に参観者に配布できるとさらによい)
・子どもの励みとなるような内容とする。具体的には、本時にかかわる児童のよさ や指導のポイントや教師の願いなどを文章で記述する。(記号だけで機械的に処 理しない。また、記号を使う場合、△とかCとかいった否定的な表現はしない。)
・必ずしも全員について示す必要はない。
(例)
|
初発の感想では主人公の気持ちをよく理解しているので、場面ごとの読み取りで主題に迫らせたい。 |
|
|
体験したことを上手に発表できるので、買い物の時の様子を発表させ学習の中での存在感を持たせたい。 |
|
|
|
普段から新聞をよく読んでいるので、裁判にかかわる記事を発表させ意欲的に学習できるようにしたい。 |
|
|
長さを実感としてとらえられるようになったので、ものさしや単位の便利さにも気付かせたい。 |
|
|
|
正負の計算については数直線を使うと解けるようになったので、本時も引き続き個別指導したい。 |
|
|
学習内容を絵を使ってまとめることが得意なので、本時も実験の様子や結果を絵でまとめさせたい。 |
|
|
☆<道徳編>
道 徳 学 習 指 導 案
平成○年○月○日(曜)第○校時
○年○組(場所) 指導者 ○○○○
|
(授業改善の視点) |
|
・研修主題等を受けて、特に本時において検証したい仮説を焦点化して書く。
・表現の仕方は、「〜において、〜することによって、〜になるであろう。」
(@場・内容 A手だて・方法 B本時で達成したい変容)
|
1 主題名 ○○○○ 〔○−( ) 価値項目〕
資料名「○○○○」
出 典(出版社等)『○○○○』
2 主題設定の理由
*主題のねらい、この時期に指導する理由、指導内容についての指導者の基本的な考え 方、それと関連する児童の実態と教師の願い、及び資料を取り上げた理由などを明確 にしておく。
(1) 学習指導要領における位置
*本学習が学習指導要領のどの部分とかかわって構成されているかをはっきりさせる。(2) ねらいとする価値
*中心となる価値を分析して、この主題を学習する意義付けと授業者の価値に対する考 え方を書くとともに、児童につかませたい価値を具体的に記述する。
(3) 児童の実態
*ねらいに関する児童の実態を十分に把握する。
*本主題に関する今までに学習した価値を踏まえ、事実に即して肯定的、受容的、共感 的に児童一人一人を理解し、よさに関する実態を記述する。(理解、心情、判断力、 意欲・態度等の観点から見て)
*場合によっては、校内研修で目指している児童像「目的や場面に応じて適切に文章表 現できる児童」という観点からの実態も添えて書く。
*主題のねらいや指導内容及び資料について、児童がどのように感じたり考えたりする のかを具体的に予想する。
*配慮すべき児童を中心に個別の実態も書く。
(4) 資料について
*主として展開段階で扱う資料について、ねらいとの関わりで道徳的価値がどのように 含まれているか、児童の実態に適合しているか、単位時間内で指導が可能か、さらに 授業に深まりを持たせることが可能かどうかなどの観点から記述する。
(5) 内容項目の系統
*既習事項や今後の学習について記述し、主題にかかわる学習の系統を明らかにする。 特に、1主題に2時間以上を充てて指導する場合には、それぞれの単位時間の指導が、 全体としての主題の指導に対して、どのような位置にあるかを各単位時間ごとに用い られる資料の内容をも考慮しつつ明らかにし、各単位時間の指導のねらいを示すもの である。
3 指導方針(校内研修、人権教育や社会福祉教育にかかわる支援は◎とする。)
*児童が主体的にねらいに迫れるよう、指導する価値や児童の実態などを踏まえ、指導 過程、指導方法などの方針や支援のあり方を記述する。
*指導過程について、基本的に押さえるべき要素に配慮しつつ、創意工夫を凝らし、効 果を高めるための具体的な手だてを記述する。
*指導方法については、「話し合い」「教師の説話」「読み物の利用」「視聴覚機器の利 用」「役割演技」などがあるが、指導のねらいや児童の実態、資料の特質などに応じ てどのような方法をとるのかを記述する。
*指導については、導入・展開・終末など、各指導過程におけるさまざまな方針や工夫 を記述する。特に、展開においては、資料提示の工夫、発問構成の工夫、児童の活動 を引き出す工夫等について具体的に記述する。
*2時間以上の扱いになる場合は、その旨を明記する。
4 事前・事後の指導について
*よさの把握や全教育活動との関連など、事前・事後の指導の実際を具体的に示す。
5 本時の学習
(1) ねらい
*単位時間の学習を通して、何を学習しようとしているのかを明確にしておく。
*〜する心情を深める。〜する態度を身に付ける。〜の意欲を高める。〜に気付く。な どとねらいを明確にする。
(2) 準備
*教材・教具等で特に準備するものを教師と児童に分けて書く。
(3) 展開
学習活動と
主な発問
基本発問 中心発問 |
予想される
児童の反応
|
時間
|
支援及び留意点
(校内研修関連、人権教育・社会福祉教育的配慮には
など) |
*学習活動を児童の立場から記述する。
*発問は十分に検討し、意図的、計画的に指導過程の中に位置づける。
*学習過程の欄を左に設定してもよい。(学習過程の例@−「課題をつかむ」「価値を追求する」「価値を内面的に自覚する」例A−「導入」「展開」「まとめ」例B−「触れる」「深める」「まとめる」) |
*実態調査や日常の観察などをもとに児童がどのように感じたり考えたりするのか具体的に予想する。
|
|
*「指導方針」と関連させて留意点や支援を具体的に記述する。
*動作化や役割演技の活用、2人1組の対話や小集団による話し合いの導入、自分の考えをまとめて書くなど、児童を生き生きと活動させる手だてを記述する。
|
※展開が2時間以上に及ぶ場合は、公開部分を枠で囲って示す。
6 参考資料
*実態調査結果、板書計画、座席表(支援表、会場図)、読み物資料、その他参考とな る資料を付ける。
*座席表について
子どもの励みとなるような内容とする。具体的には、本時にかかわる児童のよさや 指導のポイントや教師の願いなどを文章で記述する。(常時活動や学級の中での普段 の様子などを取り上げることもよい。)
一人一人の児童がどのような感じ方や考え方の傾向を持っているのか、またそれを 受けてねらいとする価値にどのようにかかわらせるのか、どのようにねらいへ高めて いくのか等を記述する。
プラス発想で記述する。
☆<学級活動編> (学級指導的な内容の例)
学 級 活 動 指 導 案
平成○年○月○日(曜)第○校時
○年○組(場所) 指導者 ○○○○
|
(授業改善の視点) |
|
・研修主題等を受けて、特に本時において検証したい仮説を焦点化して書く。
・表現の仕方は、「〜において、〜することによって、〜になるであろう。」
(@場・内容 A手だて・方法 B本時で達成したい変容)
|
1 題材名 ○○○○○○(○−○)
*「題材名」で統一する。
*( )内には活動内容例を((2)−ア)のように示す。
|
1)学級や学校の生活の充実と向上に関すること
2)日常の生活や学習への適応及び健康や安全に関すること |
|
詳細については、学習指導要領を参照。
2 題材設定の理由
(1) 学習指導要領における位置
*本学習が学習指導要領のどの部分とかかわって構成されているのかをはっきりさせ る。(1の題材名のところで記号で記述するが、さらに詳しく記述する。)
(2)児童の実態
*本題材の学習に直接かかわる児童の実態を、よさや可能性を伸ばす視点に立って、児 童のよい点を中心にとらえる。
*場合によっては、校内研修で目指している児童像「目的や場面に応じて適切に文章表 現できる児童」という観点からの実態も添えて書く。
(3) 題材観
*題材でねらう価値や身に付けさせたい資質・能力について述べる。また、この時期に 指導する理由、指導内容についての指導者の基本的な考え方を述べる。
*今までの指導の流れ、学級の児童の現在の様子、今後の見通しなどを踏まえた本時の 学習の必要性・意義について述べる。
(4) 題材の系統性
*活動内容にかかわる同一学年内の他の活動との関連、及び前後の学年での活動との関 連を把握することによって、ねらいの焦点化を図る。
3 指導の目標
*児童一人一人のよさや可能性を生かすことを指導の基本に踏まえ、育成する資質や能 力を明らかにして目標を設定する。(「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表 現」「知識・理解」の4つの観点から、重点とする指導事項を1つか2つに焦点化し、 それを総括的にまとめて、児童の立場でかく。 *文末表現は、「〜する。」「〜でき る」など)
4 評価規準
*題材ごとに、児童生徒の一人一人の自己実現の状況を関連的・継続的にとらえるため に、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能」・表現」「知識・理解」の4つの観点 から、重点とする事項を焦点化し、それを総括的にまとめて、B規準「おおむね満足 できる状況」とA規準「十分満足できる状況」を示す。
5 指導方針(校内研修や人権教育、社会福祉教育にかかわる支援は◎とする。)
*児童が主体的に題材の指導目標に迫れるよう、題材の価値や児童の実態などを踏まえ、 事前の指導から、展開、評価、事後の指導にいたる間の教師の支援のあり方について 記述する。また、児童のよさや可能性を生かしたり伸ばしたりしながら目指す資質・ 能力を身に付けさせるための具体的な手だてや方法などがイメージできるように記述 する。具体的には、「〜を見守る」「〜とともに考える」といった姿勢での記述の仕 方が考えられる。
6 指導と評価の計画
*児童の主体的な活動を重視する視点に立ち、児童が指導目標に示されている内容を理 解し、それにそって具体的な活動が展開されるような計画とする。
*児童の実態や発達段階などを考慮し、取り上げる内容に応じた事前・事後の指導過程 の工夫や方法を具体的に示す。なお、本題材の指導に関連する他教科等の取り組みに ついても、関連をはっきりさせて記述する。
*具体的な記述の仕方については、「各教科編」の記述例を参照。
7 本時の学習
(1) 活動のねらい
*本時の活動のねらいを具体的に記述する。
*児童の立場で書く。(〜する意欲を持つ。〜する。〜できる。 など)
(2) 準備
*教材・教具等で特に準備するものを教師と児童に分けて書く。
(3) 展開
*児童が課題意識をもって取り組めるよう、活動を児童にゆだね、活動の過程を温かく 見守り、支援する姿勢を基本とする。
*生徒指導の機能が最大に発揮される場として、児童の一人一人が認められ生かされる
よう支援する。
主な児童の活動
|
時間
|
支援及び留意点
(校内研修関連、人権教育・社会福祉教育的配慮には など)
|
観点評価項目(方法)○おおむね ◎十分
◆努力を要する児童への手だて |
*学習活動を児童の立場 から記述する。
例えば、
〜について話し合う。
〜を考え、発表する。
*できるだけ活動を児童 にゆだねるようにす る。
*話し合い活動の場で は、計画委員会の活動 をはっきりさせるな ど、児童が進んで活動 できるように記述す る。
*体験発表や講話をもと にした話し合い、ディ ベート、ロールプレイ ングなど具体的な活動 をできるだけ取り入れ る。
|
|
*「指導方針」と関連させて留意点や 支援を具体的に記述する。
例えば、
・学習活動に対する興味や関心をどう 高めるか。
・児童を生き生きと主体的に活動させ るための手だて。
・どの子にどのような個別的な支援を 行うのか。
・養護教諭や外部講師などの協力を得 る場合には、場面・目的・支援内容 を具体化する。
・具体的な活動を本時の学習の中でど のように位置づけていくかを示す。
|
*本時のねらいに向けた中核的な学習活動に対応する評価項目
を書く。
*評価方法も( )で示す。)
|
8 参考資料
*実態調査結果、板書計画、座席表(支援表、会場図)、読み物資料、その他参考とな る資料を付ける。
*座席表について
子どもの励みとなるような内容とする。具体的には、本時にかかわる児童のよさや 指導のポイントや教師の願いなどを文章で記述する。(常時活動や学級の中での普段 の様子などを取り上げることもよい。)
一人一人の児童がどのような感じ方や考え方の傾向を持っているのか、またそれを 受けてねらいとする価値にどのようにかかわらせるのか、どのようにねらいへ高めて いくのか等を記述する。
プラス発想で記述する。
☆<特殊学級編>
○ ○ 学 習 指 導 案
*○○には、生活単元、日常生活の指導、作業、国語科等が入る。
平成○年○月○日(曜)第○校時
○組(場所)
指導者 MT○○○○(ST○○○○)
*( )内には、補助者、介助者名が入る。
|
(授業改善の視点) |
|
・研修主題等を受けて、特に本時において検証したい仮説を焦点化して書く。
・表現の仕方は、「〜において、〜することによって、〜になるであろう。」
(@場・内容 A手だて・方法 B本時で達成したい変容)
|
1 単元名(題材名) ○○○○○○(副題 ○○○○)
*生活単元学習等については、必要に応じて副題を付けてもよい。
*原則として「単元」とする。ただし、各教科の特性に応じて、題材、主題等でもよい。
2 単元(題材)設定の理由
*本単元(題材)を児童に学習させる理由(教育上の意味づけ)を明らかにする。
(1)学習指導要領における位置
*本学習が学習指導要領のどの部分とかかわって構成されているのかをはっきりとさせ る。
(2) 児童の実態
児童名
学年
項目 |
A 男
○ 年 |
B 男
○ 年 |
C 男
○ 年 |
D 男
○ 年 |
興味・意欲 |
|
|
|
|
学習態度 |
|
|
|
|
知識・技能
等 |
|
|
|
|
*本単元(題材)の学習の基礎となる興味・関心・意欲の程度、知識・技能・態度等に ついて、できるだけ具体的な調査等を実施し、各項目ごとに個人の実態を記述する。 また、その実態を分析し、よさや問題点等を明らかにする。(個人情報保護の観点か ら、病名、IQの数値等は記入しない。)
*場合によって、校内研修で目指している児童像「目的や場面に応じて適切に文章表現 できる児童」という観点からの実態も添えて書く。
*児童一人一人に着目し、よさを認め伸ばす観点から、関心・意欲・態度、既習の学習 経験や既有の知識、考え方などの傾向をとらえる。
*アンケート結果の数字の羅列だけで終わることのないようにする。
(3)教材観
*(2)で明らかにした児童のよさや問題点を、本単元(題材)を通してどう指導しよ うとするのかを記述する。また、本単元(題材)の教材としての教育的価値(児童に 高めさせたい関心・意欲、理解させたい内容、身に付けさせたい技能・態度など)を 押さえ、本単元(題材)で取り上げた意図を明らかにする。
(4)教材の系統・関連
○学期(○月) 本単元(題材) ○学期(○月)
(主な学習内容) (主な学習内容) (主な学習内容)
*本単元(題材)での学習内容の基礎となる生活経験や既習内容、今後の発達内容を整 理し、図で教材の系統を示し、本単元(題材)の位置づけを明らかにする。また、本 単元(題材)と関連の深い領域・教科についても必要に応じて説明を加える。
3 目 標
○〜する。(〜を味わう。〜を身に付ける。)
*児童の実態に基づき、本単元(題材)の指導全体を通して、児童に身に付けさせ たい資質や能力を児童の立場で記述する。
*目標を個別に設定することで、評価規準は省略する。
4 指導方針(校内研修や人権教育、社会福祉教育にかかわる支援は◎とする。)
○(教師が)〜する。
○(児童に)〜できるようにする。
*指導者が本単元(題材)をどんな方法で、どんな手順で、どんなことに留意して目 標を達成しようとしているのかを明らかにする。具体的には、教材・教具の工夫、 扱い方、指導の手だて、個への配慮、指導者の役割分担、学習集団の編成方法、単 元(題材)の展開の仕方、一単位時間の構成、評価の方法等について記述する。
5 指導計画 (○○時間予定 本時は○/○時間)
*校内研修や人権教育、社会福祉教育にかかわる配慮事項には など)
|
指導のねらい |
学 習 内 容 |
時 間 |
第一次
|
○〜する。
|
○〜する。
|
4
(本時は2/4) |
*学習過程、学習内容、配当時間等が分かるように、単元(題材)を構成する第一次、 第二次、・・・と小単元に分けて時間を設定し、本時の位置づけを明記する。
6 本時の学習
(1) ねらい
〔全体〕
○〜する。〜できる。
〔個別〕
○A男・・・〜する。〜できる。
○B女・・・〜する。〜できる。
*本時の指導を通して、養いたいことや身に付けさせたいことを児童の立場で、具体的に記述する。原則として一文。
(2) 準備
*本時のねらいを達成するために、児童の実態に即して準備するものを記述する。
(3)学習場面図
*授業開始時の児童の座席、指導者、用具の位置を分かりやすく示す。また、学習場面 により児童、指導者が移動する場合は、活動の中心場面を示す。
(4) 展開 *B4横書き(全紙)でもよい。
【展開例1】
|
|
MT○○ |
|
|
|
|
ST○○ |
|
|
|
学習活動
|
時間
|
(予想される児童の反応)
学習活動への支援
(校内研修、関連人権教育・社会福祉教育的配慮には など) |
評 価
|
A 男 |
B 男 |
C 女 |
D 女 |
|
|
|
|
|
|
|
【展開例2】
|
|
MT○○ |
|
|
|
|
ST○○ |
|
|
|
ST○○ |
|
|
|
|
|
グ ル ー プ 1 |
グ ル ー プ 2 |
A 男 |
B 男 |
C 女 |
D 男 |
E 女 |
F 女 |
|
|
|
|
|
|
*学習活動・・・・・本時のねらいを達成するために必要な学習活動を児童の立場で記 述する。(〜する。)
*時 間 ・・・・・学習の流れを予想した大まかな時間配分を記述する。
*学習活動への支援・予想される児童の反応に対して、どのような手だてを施すのか、 具体的に記述する。(〜できるようにする。)
*評 価・・・・・・本時のねらいに対する児童の活動への取り組み等について具体的 に評価する。
8 参考資料
*実態調査結果、授業で使う教材・教具の図や説明、作品の完成図等、参考となる資料 を必要に応じて載せる。
☆<総合的な学習の時間「○○タイム」編>
総合的な学習の時間「○○タイム」 学 習 指 導 案
平成○年○月○日(曜)第○校時
○年○組(場所) 指導者 ○○○○
|
(授業改善の視点) |
|
・研修主題等を受けて、特に本時において検証したい仮説を焦点化して書く。
・表現の仕方は、「〜において、〜することによって、〜になるであろう。」
(@場・内容 A手だて・方法 B本時で達成したい変容)
|
1 単元名 ○○○○○○(○○○○)
*( )内には、必要に応じて、領域、内容、分野等を示す。
2 単元設定の理由
(1) 児童の実態
*単元の学習にかかわる児童の実態を、4観点(「学習活動への関心・意欲・態度」「総合的な思考・判断」「学習活動にかかわる技能・表現)」及び「知識を応用し総合する能力」)ごとにとらえ記述する。(本校の場合には、「課題を設定する力」「問題解決への意欲」「情報を集める力」「まとめや発表をする力」)
*場合によっては、校内研修で目指している児童像「目的や場面に応じて適切に文章表現できる児童」という観点からの実態も添えて書く。
*児童一人一人に着目し、よさを認め伸ばす観点から、関心・意欲・態度、既習の学習 経験や既有の知識、考え方などの傾向をとらえる。
*アンケート結果の数字の羅列だけで終わることのないようにする。
(2)本校の総合的な学習の時間にかかわる計画における位置
*本学習が本校の計画の中でどのように構成されているのかをはっきりとさせる。
(3)教材観
*学習する生活上で、教材の持つ価値について考察を加える。この教材を通して児童に 身に付けさせたい関心・意欲・態度、思考力・判断力・表現力などの能力、知識など を明らかにする。
(4)教材の系統
*既習事項や今後の学習について記述し、単元の系統を明らかにする。本単元の学習内 容と、当該学年での前後の学習内容との関連や他の学年での学習内容との関連を記述 する。さらに、関連の深い教科・領域等の学習経験や学習予定等を書く。
3 目 標
*児童一人一人の身に付ける資質・能力を明確にし、児童主体の学習活動になるよう工夫するとともに、「学習活動への関心・意欲・態度」「総合的な思考・判断」「学習活動にかかわる技能・表現」及び「知識を応用し総合する能力」などの観点を踏まえて設定する。(本校の場合には、「課題を設定する力」「問題解決への意欲」「情報を集める力」「まとめや発表をする力」)
*ただし、すべての観点で書く必要はなく、重点目標を1つか2つに焦点化して総括的 な目標として表現してよい。
*文末表現については、児童の立場で書く。
「学習活動への関心・意欲・態度」(「問題解決への意欲」)は、「〜しようとする。」
その他の観点については、「〜できる。」
4 評価規準
*指導目標に迫るための児童の学習の姿を4観点で記述する。
*それぞれの観点ごとに、B規準「おおむね満足できる状況」とA規準「十分満足でき
る状況」を示す。
*文末表現については、児童の立場で書く。
「学習活動への関心・意欲・態度」は、「〜しようとしている。」
その他の観点については、「〜できている。〜している。」
*年間指導計画に位置付いている場合は、よく吟味した上で、引用する。
5 指導方針(校内研修や人権教育・社会福祉教育にかかわる支援は◎とする。)
*児童が主体的に単元の指導目標に迫れるよう、教材の価値や児童の実態などを踏まえ、 学習過程、学習形態、指導方法などの方針や具体的な支援のあり方などを箇条書きで 記述する。また、評価の方法などについても添える。
*児童が自ら考え、主体的に判断したり表現したりすることを重視した体験的な活動や 問題解決的な学習を積極的に入れるようにする。
6 活動と評価の計画
*単元全体での活動内容を、具体的に時間との関連の中で系統的に位置付ける。併せて、 評価計画(評価項目と方法)を簡潔に記述する。(評価項目は、評価規準をさらに具 体的にしたもの。1時間に1〜3個)
*本時の位置付けがわかるように、(本時)を必ず書く。
過程
|
時間
|
主な学習活動
|
学習活動への支援
(校内研修や人権教育・社会福祉教育にかかわる配慮事項には
など) |
主な評価項目 (方法)
|
*つかむ、追究する、まとめる、広げる
など
|
|
|
|
(発言内容)
(学習カードへの記述内容)
(追究活動の観察)など
|
7 本時の学習
(1) ねらい
*4観点の視点に立って具体的に書くことを基本とするが、1単位時間の授業では、 4観点すべてのねらいを立てる必要はない。
*原則として一文で表記する。
*文末表現は、児童の立場から記す。(〜する。〜できる。)
(2) 準備
*教材・教具等で特に準備するものを教師と児童に分けて書く。
(3) 展開
学 習 活 動
(児童のつぶやき、動き など) |
時間
|
学習活動への支援
(校内研修関連、人権教育・社会福祉教育的配慮には など) |
観点評価項目(方法)
|
*学習活動を児童の立場から記述する。
(例)
〜がわかり、学習問題をとらえる。
〜について気付く。
*各段階の順序が分かるように数字で示す。
(例)
1 〜する。
*予想される児童の反応を大まかに分類し、( )内に書く。支援の欄に書いてもよい。
*「学習過程」欄を設けてもよい。
*学習過程は、一般的には「導入」「展開」「まとめ」等の3〜5の段階が考えられる。 |
|
*「児童の実態」や「指導方針」などと関連させて、留意点や支援を具体的に記述する。
例えば、
・学習に対する興味、関心をどう 高めるか。
・学習のねらいを明確に把握させ るにはどうするか。
・どの子どもにどのような支援を するのか。
・指導と評価の一体化に心がけ、 子どもの学ぶ意欲をどう高める か。
|
*児童を支援する立場から「活動と評価の計画」に示された評価項目と方法を児童の活動とのかかわりで示す。
*あまり多くならないようにする。多すぎると評価のための評価に陥り、子ども達への支援が十分にできない恐れがある。本時のねらいに向けた中核的な学習活動1〜2つに対応する評価項目を書く。(指導計画で記述した該当の評価項目をそのまま書くこともあるが、必要に応じてさらに具体的な<下位の>評価項目を書くこともある。)
*各評価項目の前に、対応する観点名の略を で囲んで示す。
*文末表現は
「〜しようとしている。」(興味・関心・態度の観点)や「〜できている。〜している。」(その他の観点)
*例:技 「〜している。」
(説明の組み立て・内容・
工夫の仕方)
|
8 参考資料
*実態調査結果、板書計画、座席表(支援表、会場図)、その他参考となる資料を付け る。
*座席表(最新版ができたら、それも授業当日に参観者に配布できるとさらによい)
・子どもの励みとなるような内容とする。具体的には、本時にかかわる児童のよさ や指導のポイントや教師の願いなどを文章で記述する。(記号だけで機械的に処 理しない。また、記号を使う場合、△とかCとかいった否定的な表現はしない。)
・必ずしも全員について示す必要はない。
(例)
|
インターネットや本などを使って、自分なりの追究を行えている。さらに追究をさせたい。 |
|
|
課題設定はできたが、追究の段階でつまずいている。追究方法のアドバイスをすることで意欲を高めたい。 |
|
|
|
様々な方法で追究をしている。中間発表会での発表内容で、他のメンバーによい影響を与えさせたい。 |
|
|
追究してきた内容を工夫してまとめ上げている。中間発表会でのよい模範とさせたい。 |
|
|
|
いくつかの方法で追究することができている。さらに多くの方法で追究することの大切さに気づかせたい。 |
|
|
すばらしい追究ができたので、まとめる・広げる段階での工夫が期待できる。活躍を見守りたい。 |
|
|
〜用紙・文字数・行数などについて〜
○A4版縦置き、横書き(基本的には)
○両面印刷
○文字のポイント数…基本的には10.5ポイント
○文字数・行数のおよそのめやす